リビング


BEFORE 

 リビングの壁側に子供のモノ(写真左)、窓の前に子どもの服と日用雑貨(写真右)が置かれていました。モノが分散しているために使いにく、見た目も雑然。また、窓を塞いでいることが、部屋全体を暗くしていました。

神戸市東灘区Hさま邸ビフォー
神戸市東灘区Hさま邸ビフォー


HALFWAY

神戸市東灘区Hさま邸途中経過
神戸市東灘区Hさま邸途中経過

 

窓側に置かれていた棚を壁側に移動させ、子ども用品を一か所に集約同じ場所で全ての作業を済ませられるようにしました。

今まで一緒くたになっていたモノを、「お兄ちゃんコーナー」「弟くんコーナー」とカテゴリー別にし、特に小学生のお兄ちゃんが自分で準備ができるよう、身長に合った場所に使いやすく収納。お子さんたちにとって使いやすい収納にすることで、お母さまも助かります。

 

使いやすくできたところで、次は見た目をアレンジ。今回は、たまたま同じ高さの棚が2つあったので、それを利用することにしました。


AFTER

神戸市東灘区Hさま邸アフター
神戸市東灘区Hさま邸アフター

 棚に板を載せて渡しカーテンを掛けることで、カーテン内側のゴチャゴチャを隠すと共に、システム家具のような一体感を持たせることができました。

窓側にあった棚が移動し明るくなったリビングは、家族がくつろげるスペースに。

人目につく場所や家族がくつろぐスペースは、収納の機能を保ちつつできる限り見た目を整えて作りましょう

(神戸市東灘区 Hさま邸片づけ実例)

 


キッチン


BEFORE 

キッチン足元の引き出し。お鍋やフライパン、フタ類が折り重なって収納されています。このままだと取り出しにくいし、隠れて見えないモノも出てきます。使いやすくするには、なるべく一目瞭然にする必要があります。ただし、どのツールも使っているとのこと。処分できるモノはありません。

 

宝塚市Oさま邸ビフォー
宝塚市Oさま邸途中経過
宝塚市Oさま邸ビフォー


HALFWAY

宝塚市Oさま邸途中経過
宝塚市Oさま邸途中経過

 

そこで注目したのが、ガス台から振り返ったところにあるオープン棚。(左の写真)

とても使い勝手のいい場所です。ここに、適正量を超えたレジ袋が置かれていましたが、レジ袋の収納だけに使うのはもったいない。レジ袋は、簡単に入れられる上のカゴにだけに保管することとし、ここに鍋を収納することにしました。(右の写真)

鍋やフライパンは足元の大きな引出しに入れるもの…と決め込んでいますが、実際は低い位置から重いモノを取り出すのは、なかなかの重労働。それが毎日のこととなると、その負担はかなり大きくなります。

そこで、使用頻度の高いモノをオープン棚に平置きしました。これであれば、腰を屈めることなくサッと出し入れができます。

 

宝塚市Oさま邸途中経過
宝塚市Oさま邸途中経過


AFTER

宝塚市Oさま邸アフター
宝塚市Oさま邸アフター

 

足元の引き出しには、それほど使用頻度の高くないツールを収納。立てて収納することで、なるべく重ならないようにしています。

 

こうすることで、捨てることなく使いやすいキッチンに改善することができました。片づけは、捨てるだけが手段ではありません。既存の棚の使い方を工夫し収納スペースを確保することも、片づけの手段のひとつです。

(宝塚市 Oさま邸片づけ実例)


パントリー


BEFORE

神戸市垂水区Sさま邸ビフォー
神戸市垂水区Sさま邸ビフォー

 

左側に大きな棚があり、ドアが全開できない状態なうえに、モノが床に直置きされているため、パントリーに入ること自体が大変な状態です。

ここでの一番の問題は、買って来た荷物を置いて棚に移す際、荷物を一旦載せる作業台がないこと。そのため、荷物を床に置き腰を屈めながらひとつひとつ取り出すか、キッチンカウンター辺りに荷物を置き、行ったり来たりしながら棚に荷物を入れていくか。どちらにしても大変です。

そこで注目したのが、そびえ立っている収納庫。高すぎるため、上の引き出しは覗き込めない状態です。ここを改善しつつ、作業台を作ることにしました。



AFTER

神戸市垂水区Sさま邸アフター
神戸市垂水区Sさま邸アフター

 

重ねていた引き出しを三つに分け、どの引き出しも覗き込める高さに。その上に、組み立て式の作業台をかぶせるように置きました。これにより、買ってきた荷物をラクに片づけらます。

 

また、左側の大きすぎた棚はパントリーから出し、代わりにドアが全開できるサイズの棚を入れ込みました。

 

収納することだけに気を取られると、使いづらい家になります。覗き込めないくらいの高さまで引き出しを作ったり、ドアが開かなくなるほどの大きな棚を入れ込んだりしてしまうのは、そのせいです。収納を作るときには、そこでする動作を考えることが大切収納はモノを収めるためではなく、暮らしやすくするために作ります

(神戸市垂水区 Sさま邸片づけ実例)

 


納戸


BEFORE

神戸市東灘区Sさま邸ビフォー
神戸市東灘区Sさま邸ビフォー

 

納戸そのものが活かされていません。土台となる棚がほとんどなく、モノがただ積まれている状態。そのため、奥や下のモノは取り出しにくく、隠れて見えないモノも多そうです。また、上や手前の空間は空いたまま。とてももったいない使われ方です。

 

どうしてこうなるかというと、収納の土台がないからです。広い空間は、よほど大きなモノを収納するのでない限り、上下左右前後にゾーン分けする必要があります。この場合も、まずはそこから手掛けます。


AFTER

神戸市東灘区Sさま邸アフター
神戸市東灘区Sさま邸アフター

 

納戸のサイズに合った大きな棚を左側に置き、窓をふさがないように真ん中を通路にすることで動線を確保。使うことのない脚立も、重いモノを置く棚として使うことにしました。

 

入り口に近い左側の棚には、手前によく使うモノ、奥にストック類を置き、それぞれをカゴにまとめました。特に、掃除道具は、棚の脇から取り出せるように。納戸に入り込むことなく取り出せる位置です。

 

これにより、奥のスペースまで余すことなく活かすことが可能に。広い空間は、棚などで区分けしてから使うことが鉄則です。

(神戸市東灘区 Sさま邸片づけ実例)



廊下収納


BEFORE

神戸市東灘区Iさま邸ビフォー
神戸市東灘区Iさま邸ビフォー

 

玄関にある収納庫です。可動式の棚板ですが、枚数が限られているので、どの段も上部が空いていてスペースが有効に使えていません。

また、この棚の左側は奥まで収納が続いているのですが、手前に壁があるために、ほとんど使われていませんでした。

 

たとえ作りつけの棚であっても、使いにくければアレンジが必要です。

 


AFTER

神戸市東灘区Iさま邸アフター
神戸市東灘区Iさま邸アフター

書類ファイルがピッタリ入る高さに棚板を移動させ、それぞれの段にできていた無駄スペースをなくしました。左奥のモノを出すときに、手前のモノをサッと移動させられるよう、小物は全てカゴに入れ収納しておきます。また、奥に入っているモノを分かりやすくするため、目立つ場所にラベルを貼り表示。死蔵品にならないよう気をつけます。

 

そして、下にできた空間にカラーボックスを設置。左と中央のカラーボックスにはキャスターを取り付け、奥から引っ張り出せるようにしました。

 

デッドスペースになりがちな場所も、工夫次第で使いやすくすることは可能。収納場所が足りないからといって棚を買い足す前に、今ある収納を見直してみましょう

(神戸市東灘区 Iさま邸片づけ実例)



介護施設スタッフ詰所


BEFORE

スタッフ詰所にある棚は、モノが無秩序に詰められていて、どこに何があるのか分からない状態。棚の上にも、モノが所狭しと置かれ、ご利用者さまから丸見えで見苦しい印象です。

 

また、空きスペースがないために、ここで作業をするときにモノを置くスペースがありません。そのため、作業がしづらくなっています。

 

スチールの扉が重く立てつけが悪いので、開けるのにかなりの力が必要な上に、不快な音が鳴り響いていました。



AFTER

この棚は、利用者側に背を向けて置かれているため、棚の中を覗かれることはありません。であれば、扉はなくてもOK。重い扉は取り外し、オープン棚に。開け閉めする手間と、扉により絶えず半分が隠れて見えない不便さを改善しました。

 

棚の中のモノは、「レクリエーション」「文具」等、カテゴリー別に収納を分け、持ち出して使用するモノに関しては、カゴに入れまとめることで、運び出しやすくします。

 

棚の上部のモノも全て移動し、ここは作業スペースとして確保。作業スペースがあるとないとでは、作業効率に大きな差が生まれます

 

もともとついている扉を外すなどの発想は、固定観念が邪魔をしてなかなか実行に移すことが難しいものですが、職場は働きやすくすることが何より重要見た目を気にしなくていい死角を探し、フルに活かすように作りましょう

 

(神戸市東灘区 O特別養護老人ホーム片づけ実例)


介護施設倉庫


BEFORE

 

リネンやご利用者さまの着替えなどが保管されている倉庫です。

 

定位置がきちんと決められてない上に、ラベル等で収納場所の表示もされていません。

 

発注のシステムがきちんと確立されていないために、在庫を必要以上に抱えています。

 

また、床にはいろいろなモノが放置され、障害物で動線がふさがれています。


AFTER

ご利用者さまの着替えは、適正量にしてからそれぞれ定位置に収納。ラベルで見える化します。カゴを上下入れ替えるだけで、衣替えがカンタンにできるようにしました。

 

収納場所を2カ所作り、交互に使うことで在庫がうまく回転するシステムに。マグネットシートで表示ラベルを作り、どこから取り出したらいいかが一目で分かるようにします。

 

また、施設内の棚や倉庫にそれぞれ担当者を決め、責任の所在を明確にしました。

 

スタッフに決まり事を教え込むより、誰もが自然とできるような流れを作ること。なるべく「人に頼らずしくみに頼る」ことが重要です。

(神戸市東灘区 O特別養護老人ホーム片づけ実例)

 


介護施設フロアー


BEFORE

この施設のフロアーはひと続きの広い空間で、ご利用者さまの視線から隠れる場所が殆どない環境。そのため、スタッフの事務スペースもご利用者さまから丸見えです。

 

ご利用者側からすれば、雑然とした雰囲気で落ち着かないし、スタッフ側からすると、仕事がやりにくいといった状態です。

 

倉庫もないため棚がフロアーの各所に置かれ、スタッフはあちこちに取りに行く必要があり、また、取り出すたびにご利用者さまに移動していただかなければなりませんでした。


AFTER

ご利用者さまのテーブル後ろにあった、スタッフの事務スペースを他に移動させ、その場所に棚とカーテンを設置。棚を目隠しとして利用します。これにより、ごちゃごちゃと見えていたモノが見えなくなり、かなりスッキリとした印象になりました。カーテンの裏には、今まで部屋の隅に出しっぱなしになっていた車いすを収納しています。

 

棚の裏には、今までフロアーのいたるところに置かれていた棚を集約。倉庫ができたことで、いろいろな場所からモノを拾い集めていた手間を、一気に解消することができました。

 

広い空間を使う際には、動線を考えながら最初にゾーン分けをする必要がありますそれを省くと、実際の作業でムダな動きが増え効率が悪くなります。特に、お客さまをお迎えする職場は、見せるゾーンと隠すゾーンの区別をしっかり作りましょう

(神戸市東灘区 Fデイサービスセンター)


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